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3.4.1 (a)’ 実績要求

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実績要求は、外資を管理し、促進するために受入国によって課される強制的措置である。投資家や市場競争に大きな影響を与え得る。国際的な投資協定(WTOなど)にみられる、実績要求条項の中核は、(a-1)’のローカルコンテンツの要求、(a-2)’の外為均衡要求、および(a-3)’の輸出実績要求などの実績要求を、投資家が投資許可や優遇措置を受けるための条件としてはならないというものであり、その目的は国内投資家と外国投資家との公正な競争を確保することにある[1]

当初、中国は、上述のような実績要求を定めていた。これらの実績要求の主な目的は、中国の資金不足を補うこと、国内経済の成長を促進すること、輸出および外貨準備を増加させることであった。

👉4.3 


[1] (李)参照

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  4. 7.3 外商投資法の適用範囲―外商投資企業の定義
  5. 8.3 強制技術移転の禁止(外商投資法第22条)
  6. 4.3 WTO加入と(a)’実績要求の廃止
  7. 5.1 WTO加盟後の内資企業による平等待遇の要求
  8. 5.2(a)優遇税制の終焉
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